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飲食店経営・集客UP塾
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集客UP塾ができるまで


形のつかめない商品=「広告」

私が広告代理店に転職して3年目位、仕事にも慣れてきた頃、当時の広告に対し「なんだかおかしいな」という疑問が徐々にわいてきました。今から15年ほど前の事です。

当時私が扱っていた商品=「広告」というものはなかなか形のつかめないものでした。通常、会社で何かを購入する場合、事前に、その商品の価値(スペックなど)を詳しく調べ、購入後もその評価をきちんと行うものです。また、そうしないと会社のお金を使って物を買う事は、なかなかできませんよね。

ところが、当時の広告の売買は非常に特殊でした。例えば、事前のチェックで最も厳しいのは、広告表現についてのチェック。それもこの表現ではお客さんが来るとか、売れないとか言う観点より、見た目のインパクトや決裁者もしくは担当者の主観(好み)で決まる事がよくありました。

そして、広告実施後もあいまいでした。当時レスポンス広告はほとんどなかったので、広告の効果があったかどうかが、測定できるものはありませんでした。そのため、例えばその時のセールなどが盛況なら、広告も○。売り上げがもうひとつなら広告も×。というような大雑把な評価が多かったのです。

「これでいいのかなー」私は思い悩み始めました。

当時の私は、クライアントからは何でも対応をしてくれる、便利な広告マン。(良く言えば、頼れる広告マン)
社内では、毎月きっちり売上を上げる、いい営業マン。と見られていたと思います。

しかし、「広告」に対する疑問は日に日に膨らんでいくばかりでした。

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一人の広告マンの将来を変えたある事件とは?

それからしばらくの後、ある決定的な事件が起こったのです。

私が担当していた、メインのクライアントのひとつが倒産してしまいました。しかもそのクライアントは、年間の広告費の大半を当時私が在籍していた広告代理店に委ねていました。私に広告費を預けてくれていたようなものです。もちろん、その会社が広告費の使いすぎで倒産したわけではありません。長期的な売上不振に加えて、突発的な問題が起こったための倒産です。

確かに、私1人の力でどうかなるというレベルの話ではなかったかもしれません。しかし、当時の私にはとてもショックでした。厳しい状況の中から、クライアントが必死に捻出した貴重な広告費をまかされていたにもかかわらず、何も貢献できなかった、という思いが胸に刺さりました。

「当社が提供してきた広告は単なる金食い虫だったのか?広告そのものが無力なのか?」

そんな思いが、心の中をかけめぐりました。

でも、その考えは間違っていました。色々思い出してみれば、自分自身にまず至らない点があったのです。

広告の効果が読めないものであっても、クライアントの「やりたい」の一言で、売り上げ欲しさに思わず仕事を引き受けてしまっていた事が何度かありました。

「このままでは駄目だ!」

そんな思いが心の奥底から噴き出してきました。そして私は、決意したのです。

「これからは、本当に効果のあるものだけを薦めよう」
「効果が読めないものや見込みのないものは、たとえクライアントが望んでも断ろう」

しかし、この決心を広告代理店の営業として売上のノルマを達成しながら継続することは、なかなか困難でした。(決心してから5年位はがんばってみたんですが・・・)

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広告マン10年目の転機

そこで、広告代理店に勤務して10年目に、思い切って独立をしたんです。

小規模店舗の販売促進支援サービスに専念することを意図して個人事務所を設立しました。それが、1996年4月の事です。

しかし、理想を掲げてスタートしたものの、現実はそう甘くはありませんでした。「販売促進の診断やアドバイスをやります」と説明しても「何それ?」といわれるのがオチでした。広告屋でもない、印刷屋でもない、企画屋に似ているけどちょっと違うような・・・「結局何を売りに来たの?」という感じです。

わずかな運転資金が見る見る減っていきました。

「折り込みチラシやりたいけど頼める?」「DMのデザインを考えてよ」「雑誌広告は扱ってる?」「イベント企画を考えて欲しいんだけど」

といった、前職をベースにした仕事の問い合わせはぽつぽつありました。金銭的には"喉から手が出るほど欲しかったのですが"ほとんどは丁重にお断りし、どうしても断れないものだけ受けていました(当時の私の姿勢を充分説明した上で)。

でも、実際問題、純粋なアドバイス料だけでは、やっていけないので、他の商材を探したり、空いている時間にアルバイトをした事もありました。

そんな状況の中で、たまに相談だけはしてくれるお店や企業があったので、その時はもう、真剣に、全力でアドバイスをしていました。お金になる事はほとんどなかったのですが・・・

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独立8年目の船出

しかし、あるとき(多分お金にならないであろう)アドバイスを一生懸命していたら、そのお店のオーナーから、「あんたは、自分の損得じゃなく本当にうちのことを考えてくれているんだね」「うちが取引している相手でそんな人は珍しいよ」といってくれました。

私もすかさず「それは、私の商品が"アドバイス"だからです」と説明しました。

オーナーは「なるほど、アドバイスそのものが商品だから、本当にためになる事を言ってくれるわけか。それならアドバイスにお金を払うのが筋だな」と言って、当時の私の料金表にあった「スポット相談料」を払ってくれました!

嬉しかったです!もちろん開業当初に設定した料金表ですから、非常に低価格でした。でも金額は問題じゃありません。私の意図を理解し、評価してもらえた事が本当に嬉しかったのです。

その後、ある企業の名古屋を起点とした、お店の集客のための情報サービスの立ち上げに参加する機会を得、地元の様々なお店の方とお会いし、悩みを訊き、集客向上のサポートをさせていただくようになりました。

これにより、コツコツとやっていた診断・アドバイス業務が一気に加速し、私の経験値も、お店の様々な事例も飛躍的にアップしたため、全国の小規模店舗経営者の方々をサポートしていくための組織=集客UP塾を発足させる事が出来たのです。

「このままでは駄目だ!」そう思って広告会社から独立して8年目の船出です。

詳しくはこちらをご覧下さい。

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